今回は、The Dice TowerのTom Vaselさんによる「ことばのクローバー!」レビューをもとに、遊び方と面白さをまとめます。言葉の連想を使って、みんなで相談しながら正しいカード配置を当てる協力型パーティーゲームです。

ことばのクローバー!は、勝ち負けよりも「その言葉、そうつながるのか!」という相談が楽しいゲームです。
ルールは軽いのに、考える時間と会話の盛り上がりがしっかりあります。
結論
ことばのクローバー!は、かなりおすすめしやすい協力型のワードパーティーゲームです。難しいルールを覚えるタイプではなく、出されたヒントを見ながら、みんなで「このカードはここでは?」と相談していく時間が中心になります。
特に良いのは、遊びがとてもカジュアルなのに、毎回ちゃんと悩ましいところです。得点表はありますが、点数を競うことより、みんなで正解に近づいていく過程そのものが楽しいです。
言葉の連想が好きな人、コードネームのように会話と推理が生まれるゲームが好きな人にはかなり合います。短時間だけ遊んでも満足感があり、人が入れ替わりながら遊び続けやすいのも魅力です。
概要
| 参加人数 | 3人~6人 |
| プレイ時間 | 30分前後 |
| 対象年齢 | 10歳から |
| 発売時期 | 2021年~ |
| メカニクス | メモリー、推理、言葉遊び、パズル、協力プレイ |
| ゲームデザイン | フランソワ・ロマン(François Romain) |

画像引用元:ことばのクローバー! | ANALOG GAME INDEX
ことばのクローバー!は、各プレイヤーがクローバー型のボードと消せるマーカーを受け取り、4枚のカードを自分のボードにランダムに置くところから始まります。カードには複数の言葉が書かれていて、ボード上で隣り合った2つの言葉を見ながら、その両方を連想できる1語のヒントを書きます。

ヒントは他の人に見られないように書きます。単語1つが基本ですが、複合語は使えます。ただし、別の言語に変えるだけの言葉、同じ語族の言葉、完全な作り言葉のようなものは使えません。制限は多くないので、かなり自由に考えられます。
全員がヒントを書き終えたら、カードを外し、さらに1枚のダミーカードを加えてシャッフルします。解く側は、5枚のカードとクローバーボードに書かれた4つのヒントを見ながら、どの4枚をどの位置に戻すのかを相談します。ヒントを書いた人は、その間は答えを教えずに見守ります。

最初の答え合わせで完全正解できれば、カードごとの得点に加えてボーナスがあります。間違っていた場合は、もう一度考え直すことができます。最終的に各プレイヤーのボードを順番に解いていき、見つけたカード数に応じて得点を記録します。ただ、実際の楽しさは点数よりも、みんなで言葉のつながりを探す会話にあります。
感想
言葉をつなぐ悩ましさが面白い
このゲームの一番面白いところは、2つの言葉を同時に思い出せるヒントを考える難しさです。たとえば「湖」と「姫」なら、それらをつなぐ言葉を考えるのはまだできそうです。でも、組み合わせによっては急に苦しくなります。
「この単語なら片方にはつながるけれど、もう片方には弱い」「このヒントだと別のカードと間違えられそう」と考え始めると、かなり頭を使います。しかも、全員が同時にヒントを書いているので、誰か一人が注目され続ける重さはありません。
うまいヒントが出ることもあれば、なぜそうなったのか分からないヒントになることもあります。でも、そのズレがこのゲームの楽しい部分です。完璧な正解を出すだけではなく、人の連想のクセをみんなで読み解く感じがあります。
相談が自然に盛り上がる
解く側は、5枚のカードから1枚を除外しながら、4枚を正しい位置に戻していきます。ヒントの片側だけを見ると合っていそうでも、反対側のヒントとつながるかを考える必要があります。
この仕組みのおかげで、「これは絶対ここだと思う」「いや、こっちのヒントにも合っている」と自然に話し合いが生まれます。誰かがふらっと卓に来ても意見を出しやすいくらい、ルールの入り口が分かりやすいです。
正解にたどり着いたときの気持ちよさもありますし、外したときも「そういう意味だったのか」と笑いやすいです。協力ゲームですが、重い責任感よりも、みんなで言葉をこね回す楽しさが前に出ています。
ルールが軽くて遊び続けやすい
ことばのクローバー!は、ルール説明がかなり短く済むタイプです。クローバーボードにカードを置く、隣り合う言葉のヒントを書く、他の人が戻す。この流れが分かればすぐに遊べます。
コンポーネントも遊びに合っています。カードは扱いやすく、クローバーボードにしっかり収まります。マーカーで書いて消すだけなので、準備も片付けも重くありません。パーティーゲームとして、出しやすさはかなり大事です。
短く20分くらい遊ぶこともできますし、気づくと何度も続けたくなります。点数を厳密に追わなくても成立するので、集まりの合間に出すゲームとしても使いやすいです。
得点より楽しい時間が残る
得点の記録はありますが、このゲームで強く残るのはスコアよりも会話です。全部正解できたかどうかより、「そのヒントは分かる」「いや、それは無理だよ」と言い合う時間が楽しいです。
厳密な勝敗を求める人には少し物足りないかもしれません。ゲームというより、みんなで挑戦する言葉遊びのアクティビティに近い感覚があります。ただ、その軽さこそが魅力です。
ことばのクローバー!は、家族や友人と気楽に盛り上がれるワードゲームを探している人にかなり合います。言葉のセンスを競うというより、みんなの連想を合わせにいくゲームです。遊んだ後に「もう一回やろう」と言いやすい、かなり優秀なパーティーゲームです。
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