ボドゲレビュー『Green Team Wins』盛り上がる共感ゲーム!

ボドゲレビュー『Green Team Wins』盛り上がる共感ゲーム! 共感系

この記事では、Dice TowerのTom Vassel、Roy Kandy、Mike Delisioの3人が「Green Team Wins」をレビューした動画の字幕をもとに、ゲームの内容と感想を詳しくご紹介します。

はくめー
はくめー

2023年の夏に多くの話題を集めたパーティーゲームを、3人のレビュアーがどう評価したのかをぜひご覧ください。

結論:大人数で場を盛り上げる、質問カードが光るパーティーゲーム

3人全員が10点満点中 “7点”

という同じスコアを付けました。

正しい状況・正しい人数で遊べば9点にもなりえる」という評価で、特に大人数のグループで遊ぶときに真価を発揮するゲームです。

質問カードのクオリティが高く、アイスブレイクとして非常に優れている一方で、スコアリングシステムの設計については賛否が分かれました。

ゲームの概要

参加人数3~12人
プレイ時間15分前後
対象年齢10歳から
発売時期2022年~
メカニクス紙ペン/協力ゲーム
ゲームデザインネイサン・ソーントン(Nathan Thornton)

画像引用元:25th Century Games公式サイト「Green Team Wins」商品ページ

Green Team Winsは、この夏多くのコンベンション(ゲームイベント)で遊ばれ、大きな話題を呼んだパーティーゲームです。最大12人まで遊べる大人数向けのゲームで、コンベンション向けのパーティーゲームとして設計されています。

カードは3つのカテゴリーに分かれており、各カテゴリーから5枚ずつランダムに引いてデッキを作ります。プレイヤー全員がボードとマーカー、そしてオレンジチームかグリーンチームかを示すカードを受け取りゲームを開始します。

各ラウンドでカードを1枚めくり、全員が答えを書いて一番多かった答えを書いた人がグリーンチームに移動・留まります。グリーンチームにいると高得点が得られる仕組みです。

質問の種類は大きく3種類あります。まず「最高のガムフレーバーは?ミント・フルーツ・シナモン」のように3択から選ぶもの、次に「アイシングとクッキー生地、どっちが好き?」のような2択形式、そして「タイム〇〇」「バスケット〇〇」のような空欄を埋める穴埋め形式です。スコアや政治的・社会的な深いテーマは一切なく、誰もが気軽に答えられる軽い質問ばかりです。

感想

スコアよりも「場の体験」が楽しいゲーム

このゲームで一番楽しいのは、カードをめくって全員の答えを見る瞬間です。100対1で負けても「楽しかった!」と思えるくらい、スコアよりも体験そのものが楽しいゲームです。これは多くのパーティーゲームに共通することで、スコアはあくまで二次的なものだと感じています。

特に穴埋め形式の質問が好きで、少し変わった答えを書いたときに、まったく同じことを考えていた人が他にもいると「わかる!同じ感覚を持ってる!」という連帯感が生まれるのがとても楽しいです。スコアに関係なく、その「つながり」の瞬間がとても満足感があります。

グリーンチーム・オレンジチームの仕組みについて

このゲームの最大の特徴でもあり、最大の議論の的でもあるのが、グリーンチームとオレンジチームの仕組みです。「かわいいメカニクスだと思う」という声がある一方で、「正直言ってダメだと思う」という意見も出るほど評価が分かれました。

具体的な問題点として、一度グリーンチームに乗り始めると追いつけないほどの差がついてしまうことがあります。ゲームの途中でスコアを見て「もう追いつけない」と感じる場面が生まれてしまいます。これはパーティーゲームにおいては特に気になる問題です。一方で、実際にゲームをプレイしているときは「2点もらった!」「0点だった!」と言いつつも「どうでもいいからもう1ラウンドやろう!」という気持ちになれるので、スコアが気になりながらもなぜか楽しめるという不思議な体験でもあります。

質問カードのクオリティが命

パーティーゲームにおいて、質問の内容がゲームの良し悪しを大きく左右します。「ここにいる中で一番怠け者は誰?」のような人を傷つけかねない質問ではなく、「どのガムが一番好き?」「アイシングとクッキー生地はどっち?」のような、シンプルで誰でも楽しく答えられる質問に徹しています。これはとても大事なことです。

また、「Time’s Up!」が長く愛されているのは面白いゲームデザインだけでなく、カードの内容が丁寧に作られているからだという話にもなりました。Green Team Winsの質問カードも、一見シンプルに見えて実は非常に丁寧に作られており、これは簡単そうで実はとても難しいことです。自分でゲームのオリジナル質問を書こうとすると、いかに難しいかがわかります。この点でGreen Team Winsは本当によくできています。

アイスブレイクゲームとして最適

このゲームは100%アイスブレイクゲームです。初めて会った人たちとでも気軽に遊べます。政治や宗教などセンシティブな話題は一切なく、「ダイビングボードとウォータースライド、どっちが好き?」「宿題は学校から帰ってすぐやる派?それとも夕食後派?」のような、誰でも盛り上がれる話題ばかりです。大声で「それは絶対こっちでしょ!」と熱くなっても、終わったら誰も怒っていないくらいの温度感がちょうどいいです。

人数と状況次第で評価が変わるゲーム

家族で遊んでみたところ、みんな笑って楽しんでいましたが、「じゃあまたこれをやろう」とはならないかもしれません。でも大人数の親戚の集まりや、コンベンションのような場に持っていけば、確実にもっと盛り上がると思います。人数が多ければ多いほど、答えのばらつきや意外な一致が増えて、場がより楽しくなります。

このゲームがコンベンションでこれほど話題になった理由はまさにここにあります。コンベンションというシチュエーションに完璧にはまるゲームです。普段なかなか大人数でパーティーゲームを遊ぶ機会がなければ、ぜひそういった場で試してみてほしいです。

期待値について

大きな話題になったゲームだったので、正直なところ少し期待値が高すぎたかもしれないという気持ちもありました。遊んでみて「あれ、こんな感じか」という印象を持ったのも事実です。

ただ、それは事前の期待値が高すぎたせいであって、ゲーム自体が悪いわけではありません。スコアが同じにならなかった新しいパーティーゲームでも似た体験はできますし、これが特別に独自性の高いゲームかと言われると、同じようなコンセプトを持つ他のパーティーゲームもあります。

それでもやることを丁寧にやっているという点では、評価できるゲームです。

このゲームは↓の記事でもオススメされています!

コメント

タイトルとURLをコピーしました