無限に広がる未知の惑星へ!『ヴァンテージ』人気レビュー要約

無限に広がる未知の惑星へ!『ヴァンテージ』人気レビュー要約 海外ボードゲーマーレビュー要約

『ヴァンテージ』は、Stonemaier Gamesから登場した協力型探索ボードゲームで、プレイヤーは見知らぬ惑星に不時着し、個別のミッションや運命を達成することを目指します。700枚を超えるロケーションカードと800枚以上のアイテム・装備・キャラクターカードで構成される世界は、まさに“探索型ボードゲームの極致”。本記事では、BoardGameCoのAlex Radcliffe氏による詳細レビューをもとに、その魅力を深掘りしていきます。

結論:“探索”に魅せられる人にとって、最初の数回は圧倒的な体験になる

『ヴァンテージ』は、プレイヤーごとにまったく異なる物語が展開するソロ/2人用ゲームとして傑出しています。
一方で、3人以上でのプレイではプレイヤー同士の干渉が少なく、協力型でありながら“並行ソロ”になってしまう点には注意が必要です。

最初は不便な状態から始まり、装備やカードを集めながら自分のキャラクターを育てていく過程が非常に満足度高く、“無力から成長していく過程”をじっくり味わえるゲームとなっています。

ただし、探索要素がゲームの根幹であり、繰り返し遊ぶ中で驚きが薄れていくのが弱点です。

※画像および情報は Stonemaier Games公式サイト『Vantage』紹介ページ より引用しています。著作権は Stonemaier Games に帰属します。

ゲームの概要:目的達成と探索を軸にしたカードベースの冒険

『ヴァンテージ』は、1〜6人でプレイ可能な協力型探索ゲーム。
プレイヤーは惑星上にランダムに不時着し、それぞれの場所でミッションや運命(Destiny)の達成を目指して探索していきます。

ゲームの進行は、カード上のアクションを選択し、ダイスを使って実行することで展開。ダイス結果により、成功・ダメージ・行動不能などの影響が決定され、リスクとリターンのバランスが絶妙です。

探索時には、カードの記述を読み、NPCとの遭遇やイベント、アイテム入手などを通して物語が進行。700枚以上のロケーションカードに加え、800枚以上の装備・アイテム・ペット・キャラクターカードが用意されており、無限の組み合わせと体験が楽しめます。

感想:“探索”こそがこのゲームの本質、ただし繰り返しには限界も

Alex氏は本作について「最初のプレイは純粋にワクワクする。未知の世界を1人で旅する感覚は他にない」と語っています。

また、「たとえ同じ場所にたどり着いたとしても、どのアクションを取るかで結果は大きく変わる」と述べており、選択の自由度とストーリーテリングが見事に融合していることを評価しています。

一方で、プレイを重ねるうちに「この場所、前にも来たな」「この結果、前も見たな」となることもあり、探索の驚きが薄れると、ゲームの魅力も徐々に減退していく点には注意が必要です。

また、ゲームのメカニクス自体はそこまで重厚ではなく、「探索を楽しむ“雰囲気ゲーム”寄りであり、戦略性を求めすぎると肩透かしを食らう」とも言及しています。

さらに、3人以上でのプレイに関しては「プレイヤー間の干渉が少なく、ただテンポが悪くなるだけ」と断言。おすすめは1人か2人とのことです。

まとめ

『ヴァンテージ』は、未知の惑星を自由に探索しながら、自分だけの物語を紡ぐゲームです。
初回プレイでは圧倒されるほどの情報量と選択肢に感動し、キャラクターの成長と装備収集も高い満足度を提供してくれます。

ただし、繰り返し遊ぶうちに探索の“驚き”は減少していくため、所有するよりも体験することに価値がある作品とも言えます。

ソロまたは2人プレイで、未知の世界をじっくり堪能したい人には強くおすすめできる一作です。

この記事は、YouTubeチャンネル「BoardGameCo」によるレビュー動画『Vantage Review – An Incredibly Ambitious World To Explore』の内容をもとに構成・要約しています。

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