協力型トリテの妙!『ザ・クルー:第9惑星の探索』ガチ勢評価:満点

協力型トリテの妙!『ザ・クルー:第9惑星の探索』ガチ勢評価:満点 トリックテイキング

この記事では、人気ボードゲーム系YouTubeチャンネル「Dice Tower」でTom Vaselが行ったレビュー動画「The Crew: The Quest for Planet Nine Review」をもとに、『ザ・クルー:第9惑星の探索』の魅力を詳しく紹介します。

動画内では、このゲームがなぜ革新的なのか、そして数多くのトリックテイキングゲームの中で特別な存在とされる理由が熱く語られていました。本記事では、その内容を要約しつつ、日本語で分かりやすく感想をまとめます。

結論

『ザ・クルー:第9惑星の探索』は、Tom Vaselが「これまでに遊んだ中で最高のトリックテイキング」とまで語るほどの傑作です。

特に、協力型という新しい方向性と、全50の多様なミッションが組み合わさることで、何度遊んでも飽きない奥深さを実現しています。シンプルなルールに隠されたパズル的な面白さと、限られたコミュニケーションの妙が、プレイヤーに忘れられない体験を与えてくれます。

ゲームの概要

『ザ・クルー:第9惑星の探索』は、3〜5人で遊べる協力型トリックテイキングゲームです。通常のスート(黄色、ピンク、青、緑)に加えて、最強の「ロケット」スートが存在します。基本の流れは通常のトリックテイキングと同じで、リードされた色をフォローし、最も強いカードを出したプレイヤーがそのトリックを取ります。

本作の特徴は、50種類ものミッションが用意されている点です。最初のミッションでは「特定のカードを特定のプレイヤーが取る」というシンプルな課題ですが、進むごとに条件が複雑になり、順番や役割分担が絡む難易度の高い課題へと発展します。

さらに、プレイヤー同士の情報交換は制限されており、「一度だけ手札を公開し、特定のマークを置いて最高・最低・ユニークであることを伝えられる」という仕組みがコミュニケーションの鍵となります。

※この記事で使用している『ザ・クルー:第9惑星への旅』の画像は、公式メーカーであるジーピーゲームズによる製品紹介ページより引用しています。詳細は こちらのページをご参照ください。画像の著作権は権利元に帰属します。

協力型トリックテイキングという革新

Tom Vaselが最も強調していたのは、このゲームが「協力型」であることです。通常、トリックテイキングは勝敗が明確な対戦型ですが、本作は全員が同じ目的に向かって挑むため、「敵同士ではなく仲間」として協力し合う楽しさを味わえます。

最初は「競争しないのが不思議」と感じる人もいるかもしれませんが、慣れてくるとパズルのような緻密な協力感がクセになると語られていました。

制限されたコミュニケーションの妙

通常の協力ゲームでは自由に話し合いが可能ですが、本作では「カードを見せて、最高・最低・ユニークを示す」以外の伝達は許されません。この制限があるからこそ、プレイヤーは小さな情報を頼りに推理し合い、正解へ導く楽しさを得られます。

例えば、「青の5にマーカーが置かれた」という小さな情報から、「相手は他にも青を持っているのか、それともこれが唯一なのか」を推測するプロセスが生まれます。このロジック的なやり取りが、単なるカードゲームを超えた体験を提供しているのです。

50のミッションが生む多様な挑戦

全50ミッションは、まるでキャンペーンモードのように徐々に難易度が上がっていきます。ミッション1は単純ですが、進めるにつれて「順番通りに特定のカードを取らなければならない」「誰かは一切トリックを取ってはいけない」といった複雑な条件が追加され、プレイヤー同士の連携がより重要になる構造です。

同じミッションでも配られるカードが異なるため、繰り返し挑戦しても新しい展開が待っている点も高く評価されています。

テンポとリプレイ性

Tom Vaselは「一度失敗してもすぐにもう一度挑戦したくなる」と述べています。ゲームのプレイ時間が短く、失敗も学びに変わるため、気軽に何度もプレイできるのです。

レビューでは「このゲームは10点満点」とまで評価されており、その中毒性は「他の予定を差し置いてでも遊びたくなる」と語られています。

まとめ

『ザ・クルー:第9惑星の探索』は、協力型トリックテイキングという革新的なシステムと、50の多彩なミッションによって唯一無二の体験を提供する名作です。

限られた情報をもとに仲間と息を合わせる緊張感、挑戦をクリアしたときの達成感、そして何度でも繰り返したくなるリプレイ性。Tom Vaselが「最高のトリックテイキング」と語った理由がよく分かります。

カードゲーム好きはもちろん、協力ゲームに魅力を感じる人にも強くおすすめできる作品です。

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