今回は、The Dice Towerの「Meeple Circus Review – Double Trouble」をもとに、ミープルサーカスの遊び方と感想をまとめます。ミープルや動物コマを積み上げてサーカスの演目を作る、見た目もにぎやかなバランス系ボードゲームです。

ミープルサーカスは、積み上げるだけのゲームに見えて、実は「どう積むと一番点になるか」を考えるのが楽しいゲームです。
見た目の派手さとサーカス音楽の雰囲気もかなり良いです。
結論
ミープルサーカスは、かなり個性的で楽しいバランスゲームです。単にタワーを倒さないように積むだけではなく、観客の期待カードやミープルごとの得点を見ながら、どう組み上げるかを考えるところに面白さがあります。
見た目はとても明るく、コマの種類も多く、テーブルに広げたときのワクワク感があります。サーカス音楽に合わせて急いで組み立てるので、プレイ中の空気もかなりにぎやかです。
テーマとシステムの相性がとても良いゲームです。ミープルを積み上げているだけなのに、本当に曲芸を作っているような気分になります。器用さが必要なゲームではありますが、派手な失敗も含めて楽しめる人にはかなり合います。
概要
| 参加人数 | 2~5人 |
| プレイ時間 | 30~45分 |
| 対象年齢 | 8歳~ |
| 発売時期 | 2017年~ |
| メカニクス | パターンビルディング、チキンレース、アクションゲーム |
| ゲームデザイン | セドリック・ミレー(Cédric Millet) |

画像引用元:ミープルサーカス 完全日本語版 – ArclightGames Official
ミープルサーカスは、3つの幕で進むサーカス作りのゲームです。各幕のはじめに、プレイヤーはコマ獲得タイルと演目タイルを選び、自分の前にミープル、樽、棒、ボール、動物などのコマを増やしていきます。
コマを選んだら、全員同時にサーカスの舞台を組み立てます。専用アプリやウェブサイトで流せるサーカス音楽がタイマーになり、その音楽が終わるまでに、自分の円形ステージの中へコマを積み上げます。基本的にはコマは寝かせられず、立てた状態で使います。ただし、樽や棒のような一部のパーツは横にして置くことができます。

得点は、早く完成した人が取るボーナス、公開されている観客の期待カード、ミープルごとの条件などで入ります。青いミープルは地面にいると点になり、黄色いミープルは地面にいないと点になります。赤いミープルはサーカスのスターで、高い位置に置けるほど得点が伸びます。
第2幕では、道化師、力持ち、ターザン、アザラシ、トラ、ラクダなど、さらに変わったコマや条件が入ります。第3幕では全員同時ではなく1人ずつ演技を行い、手を叩く、親指を使わない、片目を隠す、音楽の合図に合わせて変な動きをする、といったおかしな指示が追加されます。最終的に3幕分の拍手点を合計して、最も得点の高いプレイヤーが勝ちます。
感想
ただ積むだけではないのが良い
ミープルサーカスは、見た目だけなら「コマを積むゲーム」に見えます。でも実際に遊ぶと、どの条件を狙うかを考える部分がしっかりあります。
観客の期待カードには、特定のコマの組み合わせや配置で得点する条件があります。全部を達成しようとすると形が複雑になり、崩れる危険も増えます。だから、無理に高得点を狙うのか、安定した形で確実に点を取るのかをその場で判断します。
青は地面、黄色は空中、赤はできるだけ高く、という基本得点も効いています。たとえば赤いスターを高くしたいけれど、そのためには下の支えをどう作るかを考える必要があります。この「器用さ」と「点の取り方」の両方を考える感じが面白いです。
コンポーネントが明るくて目を引く
ミープルサーカスは、テーブルに広げたときの見た目がかなり良いです。ミープル、ポニー、ゾウ、ラクダ、ボール、樽、棒など、いろいろな木製コマがあり、色も明るいです。
地味な見た目のゲームも多い中で、このゲームはぱっと見ただけで楽しそうに見えます。実際に遊んでいると、周りの人が「何をしているの?」と見に来るような華やかさがあります。
サーカス音楽も雰囲気作りにかなり効いています。普通のタイマーでも遊べますが、音楽があることで「ショーをしている」感じが強くなります。明るくて、急かされて、ちょっと笑える空気になります。
時間制限があるから盛り上がる
制限時間は極端に短いわけではありません。普通に組み立てる分には、十分に考える余裕があります。ただ、高得点を狙って複雑な形にしようとすると、急に時間が気になってきます。
「このカードは狙いたいけど、こっちの形は無理そう」「力持ちを使えば点が伸びるけど、安定するかな」と考えながら手を動かすのが楽しいです。頭ではできそうでも、実際に小さなコマを積むと思ったより難しいです。
その難しさが、ただの作業にならない理由です。失敗しても笑えますし、うまく積めたときは自分のサーカスを見せたくなります。完成した瞬間に「見て、これすごいでしょ」と言いたくなるタイプのゲームです。
第三幕のばかばかしさが楽しい
第3幕では、ただ積むだけではなく、変な指示をこなしながら演目を作ります。手を叩いたり、親指を使わなかったり、片目を隠したりと、サーカスらしいおかしさが入ってきます。
この部分はかなりばかばかしいです。でも、そのばかばかしさがゲームのテーマに合っています。真剣に高得点を狙っているのに、やっていることは妙におかしい。このギャップがミープルサーカスらしいところです。
難しすぎる指示は抜いて遊ぶこともできるので、場の雰囲気に合わせやすいです。みんなで笑いながら遊ぶ方向に寄せるなら、第3幕の演出はかなり良いアクセントになります。
テーマとバランスゲームの相性が抜群
このゲームで一番好きなのは、サーカスというテーマと、コマを積み上げるバランスゲームの相性です。ミープルが棒の上に乗ったり、動物やボールの上に誰かが立ったりすると、本当に曲芸を作っているように見えます。
バランスゲームはたくさんありますが、ミープルサーカスは「倒さないようにする」だけではありません。かっこいい演目を作って、拍手点を取りにいく感じがあります。完成した形が派手になるほど、テーマがどんどん強くなります。
器用さがまったくいらないゲームではありませんが、うまくいかない場面も含めて楽しめるなら、とても盛り上がります。明るくて、見た目が楽しくて、遊んでいるだけでサーカスの雰囲気が出る、かなりユニークな作品です。
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