BoardGameGeekが選ぶ『ダイスプレイスメント』10選!【要約】

BoardGameGeekが選ぶ『ダイスプレイスメント』10選!【要約】 BoardGameGeek特集

近年、ダイスを用いたアクション選択が中心となる「ダイスプレイスメント」系のボードゲームが人気を集めています。本記事では、YouTubeチャンネル「Dice Tower」が公開した動画「Top 10 Dice Placement Games」をもとに、10作品それぞれの特徴と魅力を詳しく紹介します。運要素と戦略性が高いレベルで融合された作品ばかりです。初心者から上級者まで楽しめるラインナップをぜひチェックしてください。

1. ロール・フォー・ザ・ギャラクシー

宇宙開拓をテーマにしたエンジンビルド系ゲーム。プレイヤーは色分けされた多数のダイスを用いて、探索・開発・輸送・製造などのアクションを選択します。他プレイヤーの選択にも乗れるシステムがあり、「出目によるジレンマと、行動の読み合い」がゲームを盛り上げます。ルールを覚えるまではやや複雑ですが、慣れると極めてテンポよく進行し、毎ゲーム異なる展開を楽しめます。アートや宇宙感も魅力で、拡張込みで非常に奥が深いです。

※画像はホビージャパン公式サイトより引用しています。

2. マルコ・ポーロの旅路

中世の交易旅を再現したダイスプレイスメントゲーム。各ターン、ダイスを振ってリソースを獲得し、契約達成や移動を目指します。特徴的なのは「異常なまでに強力な特殊能力」をプレイヤーごとに持つ点で、それぞれの戦略ルートが大きく変化します。ダイス目に依存しながらも、補填手段が用意されており、見た目以上にコントロール可能。運と計画性のバランスが絶妙で、毎回異なるプレイ感が味わえる傑作です。

※画像はAmazon商品ページ(マルコポーロの旅路 日本語版)より引用しています。

3. テオティワカン:シティ・オブ・ゴッズ

古代文明を築く重量級ゲーム。プレイヤーは自分のダイス(作業者)をボード上に移動させ、配置・強化・資源獲得などのアクションを行います。ダイスの出目は労働者の経験値を示し、徐々に強くなるシステムが非常にユニーク。戦略的な選択が多く、盤面のタイミングと位置取りが重要になります。アクションの選択肢が豊富でソロプレイ感は強いが、リソース競争や建設競争で程よい緊張感が生まれます。

※画像はTen Days Games 商品ページより引用しています。

4. ガンジスの藩王

インドの支配者として富と名声を集めることを目指す作品。プレイヤーは色付きダイスをリソースとして消費しながら、さまざまなアクションを行います。最大の特徴は「名声と富のトラックが交差した瞬間に勝利する」という独特な勝利条件で、どのタイミングでどちらに注力するかが悩ましい。タイル配置や建築も楽しく、直感的で遊びやすい中量級ゲームとして評価が高いです。

5. 南チグリスの旅人

「南チグリス」三部作の一つで、ダイスプレイスメントとワーカープレイスメントが融合した重厚なゲーム。特徴的なのは、自分のダイスにカスタマイズ可能なシンボルを追加できる点で、戦略性が非常に高いです。天体、地理、社会の3分野で研究を進める独自の世界観と、それを支えるメカニクスが見事に融合しています。選択肢が非常に多く、リプレイ性も抜群です。

※画像はKickstarter「南チグリスの旅人たち」プロジェクトページより引用しています。

6. 白鷺城(ホワイトキャッスル)

和風建築と庭園を舞台にしたコンパクトな中量級作品。3色のダイスを選び、アクションスペースに配置するだけというシンプルなルールながら、組み合わせによるコンボ性とリソース管理の妙が非常に高い評価を得ています。ダイスの選び方が悩ましく、他プレイヤーとの競争も程よく盛り上がる設計。アートも美しく、30~45分で遊べるのに重厚な満足感があります。

※画像はCMON Japan公式ショップ「ザ・ホワイトキャッスル」商品ページより引用しています。

7. ミノス:青銅器時代の夜明け

古代文明を築き上げる新作ゲーム。ダイスをアクションスペースに配置する際、低い数値ほど高いリターンを得られるという逆転の発想が斬新です。そのため、無闇に高い目が出ると逆に困る場面もあり、プレイヤーに常に悩ましい判断を強いる構造になっています。多様なカードや地形、交易ルートによる発展性があり、文明の成長を体感できる満足感があります。

※画像はBoard & Dice公式サイト「Minos: Dawn of the Bronze Age」商品ページより引用しています。

8. スカイチーム

2人専用の協力型飛行機操縦ゲーム。パイロットと副操縦士が、それぞれ隠された情報をもとにダイスを配置し、飛行機を無事着陸させることを目指します。言葉を使わずにダイスだけで意思疎通する設計が斬新かつスリリングで、絶妙な緊張感が生まれます。ゲーム毎に違う空港や天候が登場し、リプレイ性も高く、短時間で高密度の協力体験が味わえる一作です。

※画像はすごろくや公式サイト「スカイチーム」商品ページより引用しています。

9. 南チグリスの学者

大好評『南チグリスの旅人』に続く、「南チグリス」三部作の2作目です。古文書の翻訳をテーマにした極めてユニークな作品。ダイスの色と数値、さらに翻訳者や支援者の組み合わせでアクションが変化します。言語の構造をゲーム化したような設計が見事で、色のブレンドやパズル的要素が高く評価されています。やや複雑ですが、理解できると深い戦略が展開され、知的好奇心をくすぐられる重ゲーマー向けタイトルです。

※画像はGarphill Games公式サイト「Scholars of the South Tigris」商品ページより引用しています。

10. クリーチャー・キャラバン

冒険ファンタジーの世界観を舞台にした軽量級のカード&ダイスゲーム。カードにダイスを割り当てることで仲間を集めたり、物語イベントを進めたりするシステムで、短時間ながらもしっかりとストーリー性と選択の楽しさが詰まっています。プレイヤー間の干渉は少ないですが、ソロプレイにも最適な設計で、旅の成長感がしっかり味わえる作品です。

※画像はGarphill Games公式サイト「Scholars of the South Tigris」商品ページより引用しています。

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