この記事では、ボードゲームのレビューやプレイスルーを発信しているYouTubeチャンネルが公開した「カルバ」のレビュー動画をもとに、ゲームの内容と感想を詳しくご紹介します。

タイル配置とレースゲームを組み合わせたこの作品が「今でも遊ぶ価値があるか」を率直に語った動画です。ぜひご覧ください。
結論:短時間で楽しめる良作だが、あくまでコレクションの箸休め的な存在
カルバは優れたタイル配置ゲームであり、レースゲームの要素も兼ね備えた作品です。

メカニクス『タイル配置』は↓の記事で深く考察しています!
カルカソンヌ、エルドラド、そしてビンゴを合わせたような感覚のゲームで、手軽に楽しめる反面、少し短すぎる点とプレイヤー間のインタラクションがほぼない点が惜しいところです。
コレクションの中にある複雑なゲームの合間に楽しむ「気分転換」として最適な一作です。その核心にある楽しさは本物ですが、あくまで短期的な楽しさに留まります。
ゲームの概要
| 参加人数 | 2~4人 |
| プレイ時間 | 30~40分 |
| 対象年齢 | 8歳から |
| 発売時期 | 2015年~ |
| メカニクス | タイル配置/迷路(Maze)/パズル/アクション事前決定/ルート・ネットワーク形成 |
| ゲームデザイン | リュディガー・ドーン(Rüdiger Dorn) |
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画像引用元:BoardGameGeek「Karuba」画像ギャラリーページ
カルバはタイル配置とレースを組み合わせたゲームです。全プレイヤーが同じセットのタイルを持ち、1人が大ボスとしてタイルを1枚ずつ公開していきます。各プレイヤーは公開されたタイルを「ボードに置く」か「捨てて探検家を動かす」かの2択で行動します。
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4人の探検家をジャングルの中でうまく動かしながら神殿を目指し、得点を稼いでいきます。全タイルが公開されるか、1人のプレイヤーが4つの神殿すべてを訪れた時点でゲーム終了、最も得点の高いプレイヤーが勝利します。
感想(好きなところ・気になるところ)
好きなところ①:ルールが驚くほどシンプル
このゲームの最大の魅力のひとつは、ルールを2〜3分で説明できるほどシンプルな点です。普段ボードゲームを遊ばない人や子ども、ゲームに不慣れな人にも気軽に教えられます。説明の手間がほとんどないため、すぐに遊び始められるのは大きな強みです。
好きなところ②:シンプルなのに脳みそが悲鳴を上げる選択
アクションは「タイルを置く」か「タイルを捨てて探検家を動かす」かの2択だけです。選択肢がこれ以上多くなるとゲームが重くなってしまいますが、この絶妙な2択がシンプルながらも頭を使わせてくれます。
全員が同時に動くため、他のプレイヤーが狙っている神殿に自分も急がなければと気づき、タイルを捨てて探検家を動かしたら今度は自分が行き詰まった……というジレンマが次々と生まれます。
「あのタイルは置くんじゃなかった」「あっちに動かすべきだったか」と静かに悔やむ感覚が、このゲームの醍醐味です。
好きなところ③:タイル配置にレースの緊張感が加わる
カルカソンヌのようにタイルをただ置いていくだけのゲームとは違い、カルバはレースゲームでもあるため、常に適度な緊張感があります。タイルが1枚めくられるたびに「しまった、もっと上手く使えたのに」と心の中で毎回焦ります。
自分のミスは完全に自分の責任なので、悔しさも達成感もすべて自分のものです。これだけシンプルなゲームでこれだけの緊張感が生まれるのは本当に見事だと思います。
気になるところ①:プレイヤー間のインタラクションがほぼゼロ
このゲームの一番気になる点は、プレイヤー同士のインタラクションがほとんどないことです。他のプレイヤーの動きを横目で見て小さな判断材料にする程度で、ブロックしたり、誰かが欲しいものを横取りしたり、何か「意地悪」ができるわけでもありません。
協力要素もなく、本当に各自が自分のボードだけで完結しています。誰かと絡み合うような仕掛けが少しでもあれば、もっと面白くなれたのではないかと感じます。
気になるところ②:ゲームが終わるのが早すぎる
探検家をいい感じのポジションに配置して「よし、ここから一気に動くぞ!」と思った瞬間、別の誰かがすでに神殿に到達してゲームが終わってしまうことがあります。「もう少しだけ続けたかった」という気持ちになるほど、ゲームの終わりが早すぎます。
プレイヤーボードにあと1行追加するなど、もう少しゲームが長く続く工夫があれば、さらに満足感が高まったと思います。ゲーム自体はとても良いので、それだけに惜しいです。
気になるところ③:他のプレイヤーの真似をする「待ち」問題
インタラクションのなさと表裏一体の問題として、他のプレイヤーの動きを見てから真似をする「様子見」プレイが発生することがあります。誰かがタイルを置いた後にその配置をそのまま真似すると、全員が同じ動きをしてしまい、ゲームの進行が遅くなります。
さらに同じタイミングで同じ神殿に到達するという状況も生まれやすく、得点差がゴールドの枚数で決まるなど、少しもやもやする結末になることもあります。こうなるとゲームの緊張感が失われ、純粋に楽しくなくなってしまいます。
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