『ホットストリーク』は、実際のスポーツイベントに登場する“マスコットレース”をテーマにしたユニークなパーティー系ボードゲームです。カードを使ってマスコットを操り、どのマスコットが勝つかを予想してベット。誰が勝つか分からない展開と、転倒・逆走・クラッシュといったカオスな演出で、笑いと驚きが連続する新感覚レースゲームです。
結論:爆笑必至の演出と予想不能の展開で、ゲーム会の締めに最適な逸品
『ホットストリーク』は、真面目さを一切捨てたエンタメ特化型ゲームです。プレイヤーができることは限られているにもかかわらず、レースの展開を見守る時間が圧倒的に盛り上がるという、設計の妙が光る作品となっています。
Tom VaselをはじめとするDice Towerのレビュアー陣は、そろって「評価9点(10点満点)」をつけており、「これはゲーマーにも家族にも通用する稀有な作品」と絶賛。Ready Set Betのような興奮感と、Camel Upのような予測不可能性を兼ね備えたゲームとして、非常に高い評価を受けています。
ゲームの概要:カードで進行する、ドタバタなマスコットレース
ゲームは3レース構成で行われ、プレイヤーは各ラウンド開始時にマスコットの順位を予想してベットを行います。使用されるカードは事前に一部が公開され、さらに各プレイヤーが1枚ずつカードを追加で投入することで、「一部だけ予測可能」な混沌としたデッキが完成します。
マスコットたちはカードによって前進、後退、転倒、衝突、横滑りなど様々なアクションをとり、思いもよらない展開が連発。特定のカードは全マスコットを一斉に動かしたり、転倒を強制したりと、レース中の緊張感を高める仕掛けも満載です。


※画像は CMYK Games の『Hot Streak』公式ページ より引用しています。著作権は CMYK Games および関連権利者に帰属します。
混沌・笑い・戦略が同居する、唯一無二のレースゲーム
Dice Towerレビュー陣の感想からは、とにかく笑いが絶えないプレイ感が伝わってきます。例えば、ゴール直前のマスコットが突然方向転換して逆走したり、転倒したキャラが1マスずつ這って進む姿など、視覚的な面白さが満載。
Tom Vaselは「“レースが始まると、誰もが黙ってカードの行方を見守る”」と語っており、戦略性というよりも“展開を共有するエンタメ性”に重きを置いたゲーム設計が特徴です。
また、カードを追加投入できるという点で、ある程度の“仕込み”も可能であり、「次のレースではホットドッグを転ばせてやろう」などの企みが生まれる点も、プレイごとのドラマを形成する仕掛けとして機能しています。
気になる点
欠点としては、ルールブックがテーマ寄りで読みづらい点や、マスコットの名前と見た目が一致しづらいといった細かい不満もありましたが、それらは「笑いがすべてを上回る」として割り切られていました。
まとめ
『ホットストリーク』は、運と展開を見守ることの面白さを極限まで高めた、唯一無二のマスコットレースボードゲームです。
“やってることはシンプル”、でも“見てるだけで面白い”。そんな、究極のエンタメ型パーティーゲームとして、ボードゲーム棚に常備しておきたい1本です。
この記事は、YouTubeチャンネル「Dice Tower」によるレビュー動画『Hot Streak Review: Streaking at the Stadium』の内容をもとに構成・要約しています。
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