この記事では、Dice TowerのTom Vasel氏によるレビュー動画「Animal Upon Animal Review – with Tom Vasel」の内容をもとに、積み上げ系ボードゲーム『ワニに乗る?』の魅力を詳細に紹介します。
動画では、Tom氏と娘のHollyさんが実際にプレイしながら、ゲームの楽しさや難しさ、子ども向けでありながら大人も夢中になるポイントを語っています。
木製の動物コマを使ってワニの上に積み上げていくシンプルなルールながら、予測不能な展開と笑いが絶えないゲーム性が光る一作です。
結論:『ワニに乗る?』は“笑いながら真剣になる”絶妙なバランスのゲーム
Tom Vasel氏のレビューを通して感じたのは、『ワニに乗る?』は単なる子ども向けゲームではなく、大人も本気で楽しめる作品だということです。
動物の形状が不規則で積み上げが難しく、サイコロによるランダム性も加わることで、毎回違った展開が生まれます。
失敗しても笑える、成功すれば盛り上がる、そんな“笑いと緊張感の絶妙なバランス”がこのゲームの最大の魅力です。
ゲームの概要
『ワニに乗る?』は、HABA社が制作した木製コマを使った積み上げゲームです。プレイヤーはワニの上に、羊・猿・ヘビ・ペンギン・ハリネズミ・トカゲ・オウムなど形も重心も異なる7種類の動物コマを順番に積み上げていきます。
サイコロを振って出た目に応じて、1個または2個の動物を積んだり、相手に積ませたり、ワニの横に置いたりと、運と技術が絡み合う展開になります。
崩してしまった場合は、落ちたコマを自分の手元に戻すペナルティがあり、最初にすべてのコマを積み終えたプレイヤーが勝利となります。


画像引用元:Galiton公式ショップ『ワニに乗る?』商品ページ
感想
① 子ども向けと思いきや、大人も本気になる難易度
見た目は可愛らしく、子ども向けの印象が強いですが、実際にプレイすると動物の形状が絶妙に積みにくく設計されていることが分かります。
例えば、ヘビは細長くて安定しづらく、ペンギンは重心が高くて傾きやすい。こうした形状の違いが、積み上げる際の難しさと面白さを生み出しています。
Tom氏も「大人同士でも十分に楽しめる」と語っており、家族全員で遊べるゲームとして高く評価していました。
② サイコロによるランダム性がゲームを盛り上げる
サイコロの目によって、積む数や相手に渡すコマが決まるため、毎回違った展開になるのが『ワニに乗る?』の魅力です。特に「手のマーク」が出た時は、相手にコマを渡して積ませることができるため、戦略的な妨害も可能になります。
Tom氏は「勝っているプレイヤーに難しいコマを渡すことで、ゲームバランスが自然と調整される」と語っており、“セルフバランス”の設計が秀逸だと感じました。
運要素があることで、子どもでも勝てる可能性があり、勝敗にこだわらず楽しめる空気が生まれます。
③ 崩れても笑える“失敗の楽しさ”がある
積み上げ系ゲームでは、崩れた時にストレスを感じることもありますが、『ワニに乗る?』では失敗が笑いに変わる設計になっています。
Tom氏と娘のHollyさんがプレイ中に崩してしまった場面でも、笑いながら「またやり直そう」と言っていたのが印象的でした。崩れた時に戻ってくるコマの数も最大2個までと制限されており、ゲームが長引きすぎない工夫もされています。
この“失敗しても楽しい”という感覚は、子どもにとっても大人にとっても安心して遊べる要素です。
④ コンポーネントの質が高く、触っているだけで楽しい
Tom氏は「木製コマの質感が素晴らしい」と何度も強調していました。実際、HABA社の木製コマは色鮮やかで形もユニーク、手に取るだけでワクワクするような魅力があります。
子どもが触って遊ぶことを前提に作られているため、安全性と耐久性にも優れているのが特徴です。また、動物の種類も豊富で、拡張版ではユニコーンや恐竜なども登場するとのこと。
Tom氏は「いろんなバージョンを混ぜて遊ぶのも楽しい」と語っており、コレクション性の高さもこのゲームの魅力の一つです。
⑤ ルールが簡単で、すぐに遊べる手軽さ
ルールは非常にシンプルで、サイコロを振って出た目に従ってコマを積むだけ。Tom氏も「説明がほとんどいらない」と語っており、初めての人でもすぐに遊べるのが魅力です。特に子どもにとっては、“遊びながらルールを覚える”ことができるため、教育的な側面もあると感じました。
また、2人でも複数人でも遊べる柔軟性があり、短時間でサクッと遊べるのに満足感が高いのもポイントです。Tom氏は「ゲームの準備も片付けも簡単」と語っており、忙しい日常の中でも気軽に楽しめる点を高く評価していました。
ルールが簡単であることは、初めてボードゲームに触れる人への導入としても最適です。説明書を読まずとも、実際にプレイしながら理解できるため、“遊びながら学ぶ”という体験が自然に生まれるのです。
⑥ 親子でのプレイが特におすすめ
動画ではTom氏と娘のHollyさんが一緒にプレイしており、親子でのコミュニケーションツールとしての可能性も感じました。Tom氏は「Hollyがこのゲームを大好きで、何度も遊びたがる」と語っており、子どもが自分から“もう一回!”と言いたくなる魅力があるようです。
親が子どもにルールを教えるというより、一緒に笑いながら遊ぶことで自然と絆が深まるのがこのゲームの素晴らしいところです。
また、失敗しても怒られない、成功したら褒められるというポジティブな体験が積み重なることで、子どもの自己肯定感にも良い影響を与えると感じました。
まとめ:『ワニに乗る?』は“遊びながら笑顔になる”最高の積み上げゲーム
Tom Vasel氏のレビュー動画を通して、『ワニに乗る?』の魅力を改めて実感しました。シンプルなルール、可愛いコンポーネント、予測不能な展開、そして笑いが絶えないプレイ体験。
これらが絶妙に組み合わさることで、子どもも大人も夢中になるボードゲームが生まれています。特に、親子でのプレイや初心者への導入としては最適で、“ボードゲームって楽しい!”という感覚を自然に伝えてくれる一作です。
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