デッキ構築型カードゲームの代表作として知られる「ドミニオン」。今回は、ボードゲームレビューで人気のチャンネル「BoardGameCo」による動画「Dominion Review – The Granddad of Deck Builders Continues To Hold Up」の要約です。

この動画では、膨大なカード群を使いながらデッキが育っていく様子や、拡張によって広がる戦略の幅が紹介されていました。
この記事では、その動画をきっかけに改めてドミニオンの魅力を深く味わい直し、レビュアー自身がプレイして感じた手触りや面白さをまとめています。
結論:ドミニオンは“デッキ構築の楽しさを最も純粋に味わえるゲーム”
ドミニオンを遊ぶたびに感じるのは、「デッキが育つ喜び」がとにかく気持ちいいということです。最初は銅貨ばかりで何もできないのに、カードを買い足していくうちに、アクションが連鎖し、カードを引きまくり、買い物が一気に加速する瞬間が訪れます。その爆発力がクセになり、気づけばまた遊びたくなってしまいます。
メカニクス『デッキ構築』については↓の記事が参考になります!
さらに、拡張を加えることでゲームは無限に広がり、毎回まったく違う戦略が生まれます。デッキ構築の“原点”でありながら、今遊んでもまったく古さを感じない完成度を持っていると強く感じています。
概要
| 参加人数 | 2~4人 |
| プレイ時間 | 30分前後 |
| 対象年齢 | 14歳から |
| 発売時期 | 2008年~ |
| メカニクス | ハンドマネジメント/デッキビルディング |
| ゲームデザイン | ドナルド・ヴァッカリーノ(Donald X. Vaccarino) |
| アートワーク | マサイアス・カトライン(Matthias Catrein)/トマシュ・イェドゥルスツェク(Tomasz Jedruszek)/ジュリアン・デルヴァル(Julien Delval) |

ドミニオンは、ゲーム中に自分のデッキを構築していくデッキ構築型カードゲームです。全員が同じ初期デッキからスタートし、ターンごとにカードを引き、アクションを行い、カードを購入してデッキを強化していきます。

場には10種類の“王国カード”が並び、どのカードを買うかによってデッキの方向性が大きく変わります。アクションカード、攻撃カード、反応カード、持続カードなど、さまざまな効果を持つカードが存在し、組み合わせ次第で無数の戦略が生まれます。
勝利点カードを集めることで最終得点が決まりますが、これらはデッキを“詰まらせる”存在でもあります。強いデッキを作りつつ、どのタイミングで勝利点カードを買い始めるかが勝負の分かれ目です。
感想
デッキが成長していく瞬間がたまらない
ドミニオンを遊んでいて一番ワクワクするのは、デッキが強くなっていく実感が得られる瞬間です。最初は銅貨ばかりで何もできないのに、カードを買い足していくうちに、アクションが連鎖し、カードを引きまくり、買い物が一気に加速する瞬間が訪れます。
「このカードを買ったおかげで次のターンが爆発した!」 そんな瞬間が何度も訪れ、デッキ構築の楽しさを全身で味わえます。
固定サプライだからこそ戦略が立てやすい
ドミニオンの好きなところのひとつが、固定サプライであることです。最初から10種類のカードがすべて見えているので、「どのカードを軸にデッキを作るか」をじっくり考えることができます。
「このカードとこのカードを組み合わせれば強いデッキが作れそうだ」 「このカードは序盤に買っておくと後半が楽になる」 そんなふうに、ゲーム開始前から戦略を考える時間がとても楽しいです。
拡張が豊富で、遊ぶたびに新しい体験が生まれる
ドミニオンの魅力を語るうえで欠かせないのが、膨大な拡張セットです。持続カードが追加されたり、強力な財宝カードが登場したり、サイドボードを使うようになったりと、拡張ごとにゲームの雰囲気がガラッと変わります。
私はこの“変化の幅”がとても好きで、同じゲームなのに毎回違う体験ができるのが魅力だと感じています。拡張を混ぜるほどセットアップは複雑になりますが、それでも新しいカードを試したくなる魅力があります。
勝利点カードがデッキを詰まらせるジレンマが面白い
ドミニオンの特徴的な面白さが、勝利点カードが強くないという点です。勝つためには必要なのに、デッキに入れると手札が弱くなる。このジレンマがゲームの緊張感を生み出しています。
「今はデッキを強くしたいけれど、そろそろ勝利点を買わないと間に合わない」 「デッキが回らなくなる前に属州を買い切りたい」 そんな悩ましさが、ドミニオンの魅力のひとつです。
最適解があるのに、それでも楽しい
ドミニオンには、ある程度の“最適解”が存在します。金貨を買うのが強かったり、効率の良い動きがあったりします。それでも私はドミニオンが楽しいと感じます。
なぜなら、最適解を知っていても、毎回その通りに動けるとは限らないからです。手札の引き、他プレイヤーの動き、サプライの組み合わせなど、状況は常に変化します。
そして何より、最適解を追うだけではなく、「今日はこのカードで遊びたい」という気持ちでデッキを組む楽しさもあります。効率よりも“遊びたい気持ち”を優先しても十分に楽しめるのが、ドミニオンの懐の深さだと感じています。
総評
ドミニオンは、デッキ構築というジャンルを広めた歴史的な作品でありながら、今遊んでもまったく古さを感じません。むしろ、デッキ構築の楽しさを最も純粋な形で味わえるゲームだと感じます。
拡張を加えれば無限に広がり、固定サプライによって戦略性も高く、デッキが育つ快感も抜群。私にとってドミニオンは、ずっと手元に置いておきたい一本であり、これからも長く遊び続けたいゲームです。


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