この記事では、動画「Civolution Review – So Many Actions, Not Enough Dice」の字幕内容をもとに、文明発展型ボードゲーム「シヴォリューション」を詳しくレビューします。
動画では、シュテファン・フェルトが手がけた本作の魅力や複雑さ、アクション選択の独自性、膨大なカードによるエンジン構築の奥深さ、そしてプレイ時間や満足度について、実際のプレイ経験を踏まえて語られていました。
本記事では、ゲームの概要と、プレイして感じた手触りや面白さを、わかりやすく丁寧にまとめていきます。
結論:膨大な選択肢とカードの組み合わせが生む“文明構築の快感”
シヴォリューションは、文明発展をテーマにした重量級ゲームで、「とにかくやれることが多い」という特徴を持っています。アクションは膨大で、カードの種類も非常に多く、毎回違う組み合わせが生まれるため、プレイのたびに新しい戦略を試せるのが大きな魅力です。
一方で、ルール量が多く、教えるのも覚えるのも大変で、プレイ時間も2〜3時間は当たり前。初回は3時間半ほどかかることもあります。さらに、プレイを重ねても「もう少しやりたいことがあった」と感じやすく、満足感があと一歩届かない場面もあります。
それでも、アクションの組み合わせやカードの相互作用を探る楽しさは圧倒的で、文明を育てる過程は非常に刺激的です。重厚なゲームが好きな人には、間違いなく刺さる作品だと感じています。
概要
| 参加人数 | 1~4人 |
| プレイ時間 | 90~180分 |
| 対象年齢 | 14歳から |
| 発売時期 | 2024年~ |
| メカニクス | ダイスロール/タイル配置/ドラフト |
| ゲームデザイン | シュテファン・フェルト(Stefan Feld) |
シヴォリューションは、4ラウンドを通して文明を発展させ、最終的に獲得した得点で勝敗を決めるゲームです。プレイヤーはダイスを振り、その出目の組み合わせでアクションを選択します。アクションは膨大で、資源生産、技術発展、建築、船の建造、探索、人口拡大など、多岐にわたります。
また、5種類のカードデッキがあり、カードを自分のボードに差し込むことで、即時効果・永続効果・得点効果を得られます。カードの組み合わせは無数にあり、プレイごとに全く違うエンジンが生まれます。
さらに、マップ上での拡大や人口管理、食料供給など、文明ゲームらしい要素も盛り込まれています。すべての行動が得点につながるため、どの方向に進んでも戦略が成立するのが特徴です。



引用元:https://hobbyjapan.games/civolution/
感想
アクション選択の仕組みが独特で、悩ましさが心地よい
シヴォリューションの中心となるのは、ダイスを使ったアクション選択です。2つのダイスの組み合わせで実行できるアクションが決まり、出目によって選択肢が変わります。ダイスは変更できる手段もありますが、基本的には出目と相談しながら最適な行動を選ぶ必要があります。
この仕組みが非常に面白く、「限られた出目の中でどう最大効率を出すか」を考える時間がとても楽しいです。アクションはアップグレードできるため、序盤と終盤でできることが大きく変わり、文明が成長していく感覚も強く味わえます。
カードの組み合わせが膨大
5種類のカードデッキから引くカードは、即時効果・永続効果・得点効果などがあり、どれも強力です。カードを差し込む場所によって得点が変わるため、どのカードをどこに置くかも重要な判断になります。
カードの種類は非常に多く、1回のプレイで見るカードはごく一部です。そのため、「次はどんなカードが出てくるのか」というワクワク感が常にあり、何度遊んでも新鮮さが失われません。
文明の発展方向が自由で、どんな戦略でも勝てる可能性アリ
シヴォリューションでは、どの方向に進んでも得点が得られるため、戦略の幅が非常に広いです。人口を増やして得点を稼ぐこともできますし、建築物を大量に建てる戦略もあります。船を中心にした戦略も強力で、船を使うことで資源を効率よく得られるようになります。
また、像(スタチュー)を建てる戦略は特に強力で、像の数に応じて得点が跳ね上がります。像を4〜5個建てるだけで、毎ラウンド大量の得点が入るエンジンが完成することもあります。
とにかく“やれることが多い”
シヴォリューションは、良くも悪くも「情報量が多い」ゲームです。アクションは膨大で、カード効果も複雑、マップ上の動きもあり、建築物も多種多様。初めて遊ぶ人に説明するだけで長い時間がかかります。
また、久しぶりに遊ぶとルールを思い出すのが大変で、毎回説明が必要になることもあります。「重いゲームを遊び慣れている人向け」という印象が強いです。
プレイ時間は長いが、没頭感アリ
初回は3時間半ほどかかることもありますが、慣れてくると2時間半〜3時間ほどで遊べます。2人プレイなら2時間程度まで短縮できる可能性もあります。
ただし、長いプレイ時間にもかかわらず、ゲーム中は常にやることが多く、「次は何をしよう」と考え続けるため、時間が気になりません。重厚なゲームが好きな人にとっては、むしろこの没頭感が魅力になるはずです。
満足感は高いが、「あと少しやりたい」が残りやすい
シヴォリューションは非常に満足度の高いゲームですが、プレイ後に「もう少しやりたかった」と感じることが多いです。これは、やれることが多いのにラウンド数が4つしかないため、どうしても“やり残し感”が出やすいからです。
ただし、この“やり残し感”が次のプレイへのモチベーションにもつながり、何度も遊びたくなる魅力にもなっています。
まとめ:重厚で自由度が高く、文明構築の快感を味わえる本格派ゲームです
シヴォリューションは、膨大なアクションとカードの組み合わせが生む、深い戦略性が魅力の文明発展ゲームです。重く、長く、複雑ですが、その分だけ得られる満足感は非常に大きく、文明を育てる過程は圧倒的に楽しいです。
重厚なゲームが好きな人、エンジン構築が好きな人、膨大な選択肢の中から最適解を探すのが好きな人には、強くおすすめできる作品です。逆に、軽めのゲームが好きな人や、短時間で遊びたい人には向きません。
文明を発展させ、カードを組み合わせ、アクションを最適化しながら、自分だけの文明を作り上げる楽しさは、他のゲームではなかなか味わえないものです。重厚なゲームを求めているなら、シヴォリューションは間違いなく候補に入る一作です。


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