ボードゲーム「ハーベイシャス」は、美しいハーブのイラストと穏やかなプレイ感が魅力のセットコレクション型カードゲームです。この記事では、Dice TowerのZee Garcia氏によるレビュー動画「Herbaceous Review – with Zee Garcia」の内容をもとに、ゲームの概要と実際のプレイ感について詳しく紹介します。
動画では、ゲームのルール説明からソロプレイの特徴、そして氏自身の感想までが語られており、その内容を日本語で丁寧に要約・解説します。
結論:癒しと静けさを楽しむカードゲーム
ハーベイシャスは、戦略性よりもリラックスした雰囲気を重視した作品です。プレイヤー同士の激しい駆け引きはなく、穏やかな時間の中でハーブを集めていく過程そのものが楽しみとなります。日常の喧騒から離れて心を落ち着けたい時にぴったりの一作です。
ゲームの概要
プレイヤーはそれぞれ4枚の「植え付け用カード」を持ち、ハーブカードを集めてそこに「ポット(植え付け)」していきます。
手番では、カードを2枚引き、1枚を自分の庭に、もう1枚を共通の庭に配置します。ポットする際には、自分の庭と共通の庭からカードを選び、条件に合った組み合わせで植え付けます。植え付けは一度きりで、後から追加することはできません。
ゲーム終了時には、植え付けたカードの点数と、未使用の自分の庭のカード1枚につき1点が加算され、最も得点の高いプレイヤーが勝者となります。



画像引用元:Pencil First Games公式サイト「Herbaceous」商品ページ
感想:静けさの中にある魅力
アートワークの美しさ
まず目を引くのは、ハーベイシャスのアートワークです。Zee Garcia氏も「技術的にも芸術的にも非常に優れている」と絶賛しており、温かみのある色使いや繊細な描写が、プレイ中の気持ちを穏やかにしてくれます。ハーブの種類ごとに異なるイラストが描かれており、カードを眺めているだけでも癒されるほどです。
ゲーム性はシンプルで軽快
ルールは非常にシンプルで、手番の流れも「ポット(任意)→カードを引いて配置」の2ステップのみ。これにより、初心者でもすぐに理解して楽しめる設計になっています。戦略性は控えめですが、どのタイミングでポットするか、どのカードを残すかといった選択にはちょっとした悩ましさがあり、軽いジレンマを楽しめます。
ソロプレイも可能
動画ではソロプレイについても触れられており、通常のルールに加えて「共通の庭が5枚を超えるとリセットされる」という制限が加わります。これにより、適度な緊張感が生まれ、短時間で満足感のあるプレイが可能になります。ソロでも十分に楽しめる設計は、忙しい日常の合間にちょっと遊びたい人にも嬉しいポイントです。
プレイ感は「癒し」そのもの
Zee Garcia氏が最も強調していたのは、このゲームがもたらす「癒し」の感覚です。激しい競争や複雑な戦略を求めるゲームとは一線を画し、静かにカードを集めていく過程が心地よく、まるでハーブティーを飲みながら過ごす午後のような気分になります。氏自身も「常に遊びたいわけではないが、気分が合えば最高の選択肢」と語っており、気分に合わせて楽しむスタイルが合っていると感じました。
まとめ:静かな時間を彩る一作
ハーベイシャスは、ボードゲームの中でも珍しい「静けさ」をテーマにした作品です。アートワークの美しさ、シンプルなルール、そして何よりも心を落ち着けるプレイ体験が魅力で、忙しい日々の中でほっと一息つきたい時にぴったりです。戦略性や派手な展開を求める方には物足りないかもしれませんが、穏やかな時間を過ごしたい方には強くおすすめできる一作です。


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