「アルナックの失われし遺跡:調査隊長」は、基本セットの魅力をそのままに、さらに深い戦略性と遊びごたえを加えてくれる拡張です。プレイヤーごとに異なる能力を持つリーダーが導入され、ゲームの展開が大きく変わります。
この記事では、動画「The Lost Ruins of Arnak: Expedition Leaders Review」をもとに、この拡張がどれほどゲーム体験を豊かにするのかを、実際に遊んだ立場から詳しく語っていきます。
結論:調査隊長は“絶対に外せない”拡張
この拡張を導入すると、アルナックというゲームが一段階上の面白さへと進化します。特にリーダーの存在は大きく、プレイヤーごとにまったく違う戦略が生まれるため、「次は別のリーダーで遊びたい」という気持ちが自然と湧いてきます。新しい研究トラックや追加カードも魅力的ですが、何よりもリーダーがゲーム体験の中心に据わります。
基本セットだけでも十分に面白いゲームですが、この拡張を加えることで「もっとやりたい」「もっと試したい」という欲求が強まり、ゲームの寿命が大きく伸びます。私自身、もはやこの拡張なしで遊ぶ理由が見当たらないほどです。
概要
| 参加人数 | 1~4人 |
| プレイ時間 | 30~120分 |
| 対象年齢 | 12歳から |
| 発売時期 | 2021年~ |
| メカニクス | ワーカープレイスメント/デッキビルディング/ドラフト/プレイヤー別固有能力 |
| ゲームデザイン | エルウェン(Elwen)/ミン(Mín) |
この拡張には、以下のような新要素が追加されています。
・新しいアイテムカードとアーティファクトカード
・両面仕様の新研究トラック(サルの道/トカゲの道)
・カードの回転を早める月の杖
・そして最も重要な「調査隊長(リーダー)」システム
リーダーはそれぞれ固有の能力・専用デッキ・特殊アクションを持ち、プレイヤーの戦略を大きく変えます。これにより、基本ゲームでは味わえなかった多様なプレイ体験が可能になります。



引用元:ホビージャパン公式サイト「失われた遺跡のアルナック:探検隊長」
感想
1. リーダーが生み出す“まったく新しいアルナック”
この拡張の中心は、間違いなくリーダーです。どのリーダーも個性的で、プレイするたびに新しい発見があります。キャプテンは追加の考古学者を持ち、探索アクションをより多く行えます。探索の幅が広がり、序盤から積極的に動けるのがとても気持ちいいです。
鷹匠は鷹トークンを使い、毎ラウンド自動で進む鷹をタイミングよく回収することでボーナスを得られます。鷹をどこまで進めるか、いつ回収するかという判断が楽しく、独特のテンポが生まれます。
男爵夫人はアイテムカードを即時使用できるため、序盤からエンジンが回りやすいです。購入したアイテムをその場で使えるのは非常に強力で、テンポの良さがクセになります。
教授は専用のアーティファクト市場を持ち、アーティファクト中心の戦略を強化できます。自分だけのアーティファクトを買い集める感覚は特別で、アーティファクト好きにはたまらない魅力があります。
探検家は考古学者が1人減る代わりに、スナックトークンを使って同じ考古学者を何度も動かせます。通常ではありえない動き方ができ、スポットが頻繁に空くため、他プレイヤーにも影響を与える面白いリズムが生まれます。
神秘家は恐怖カードを利用した儀式システムを持ち、デッキ圧縮と恐怖の管理が重要なテーマになります。恐怖をあえて取り込み、それを儀式で浄化して力に変えるという流れがとてもユニークで、他のリーダーにはない魅力があります。
2. 新しい研究トラックがもたらす“さらなる選択肢”
新しい研究トラックは、基本ゲームの単調さを感じ始めたプレイヤーにとって嬉しい追加要素です。サルの道とトカゲの道はどちらも基本より少し難易度が高く、リーダーの能力と組み合わせることで真価を発揮します。
リーダーなしで新トラックを使うと少し厳しい場面もありますが、リーダーと組み合わせることで「もっと上まで進める」「より多くのアクションができる」という感覚が強まります。研究トラックの選択肢が増えることで、ゲームの展開がより豊かになります。
3. カードの追加は“純粋な喜び”
アイテムカードとアーティファクトカードの追加は、単純に嬉しいポイントです。カードが増えることで市場の回転が良くなり、毎回違う展開が生まれます。特に男爵夫人のようにアイテムを即時使用できるリーダーと組み合わせると、カードの価値がさらに高まります。
4. “あと1ラウンド欲しい”という願いに応えてくれる拡張
基本ゲームを遊んでいると、いつも「もう1ラウンドあればもっとやれたのに」と感じることがあります。この拡張のリーダーたちは、まさにその願いに応えてくれます。リーダーの能力によって、1ラウンド分の行動量が自然と増えるため、ゲーム全体がより充実したものになります。
5. 拡張としての完成度が非常に高い
この拡張には「不要な要素」がほとんどありません。月の杖だけはあまり使わない場面もありますが、それ以外はすべてゲーム体験を確実に向上させます。特にリーダーは、ゲームの中心に据えても良いほどの完成度で、これだけでも拡張の価値があります。
総評:調査隊長は“絶対に持っておきたい拡張”
アルナックの失われし遺跡:調査隊長は、基本ゲームを愛するすべてのプレイヤーにとって必須級の拡張です。リーダーによる個性の強化、新しい研究トラック、追加カードなど、どれもゲーム体験を豊かにしてくれます。
「もっとアルナックを遊びたい」「新しい戦略を試したい」という気持ちが少しでもあるなら、この拡張は間違いなく満足できる内容です。私自身、もう基本ゲームだけで遊ぶことはないと感じるほど、この拡張はゲームを進化させてくれました。
アルナックの世界をさらに深く楽しみたい人に、心からおすすめできる拡張です。


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