この記事では、動画「Monumental Review – with Tom Vasel」の字幕内容をもとに、文明構築型デッキビルディングゲーム「モニュメンタル」を詳しくレビューします。
動画では、巨大なコンポーネントと豪華なミニチュアを備えた本作を、実際のプレイ感や魅力、気になる点を含めて丁寧に解説していました。ここでは、ゲームの概要と、実際に遊んだときに感じた手触りや面白さを、わかりやすくまとめていきます。
結論:豪華さと遊びやすさを両立した、文明ゲームの中でも特に完成度の高い一作
モニュメンタルは、文明を育てるゲームとしては珍しく、「重厚なテーマ」と「テンポの良いデッキビルディング」を見事に両立した作品です。巨大なミニチュアや美しいアートワークが目を引きますが、実際のゲームシステムは驚くほどスムーズで、3×3の都市カードを使ったアクティベーションがとても直感的です。
文明ゲームはどうしても長時間になりがちですが、モニュメンタルはその中でも比較的短めで、2人なら60〜90分ほどで遊べます。
さらに、文化カードやワンダー、軍事・探索・建築といった複数の戦略がしっかり機能しており、「文明をどう育てるか」という楽しさを強く感じられます。
豪華な見た目に反してルールは分かりやすく、遊びやすさと満足感のバランスが非常に良いゲームだと感じました。
概要
| 参加人数 | 1~4人 |
| プレイ時間 | 60~90分 |
| 対象年齢 | 14歳から |
| 発売時期 | 2019年~ |
| メカニクス | セットコレクション/ハンドマネジメント/デッキビルディング/プレイヤー別固有能力 |
| ゲームデザイン | マシュー・ダンスタン(Matthew Dunstan) |
モニュメンタルは、3×3の都市カードを使って資源を生み出し、その資源を使って文明を発展させていくデッキビルディングゲームです。プレイヤーは文明(エジプト、ギリシャ、日本、中国、デンマークなど)を選び、固有のリーダー、文化カード、専用カードを持ってゲームを開始します。
毎ターン、プレイヤーは都市の「1列+1行」を選んでアクティベートし、そこにあるカードから生産・科学・軍事などの資源を獲得します。資源を使って建物を購入したり、建設したり、文化カードを発動したり、軍事力でマップを探索したりと、文明を多方面に発展させることができます。
ゲームは3つの時代(+任意でルネサンス)を進み、時代カードが尽きたら終了。獲得したワンダー、文化カード、知識カード、領土などの合計点で勝敗が決まります。
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感想
3×3の都市アクティベーションが生む「文明の成長の手触り」が最高
モニュメンタルの一番の魅力は、やはり3×3の都市カードを使ったアクティベーションシステムです。毎ターン、どの列と行を選ぶかで得られる資源が大きく変わり、文明の方向性が自然と決まっていきます。
「この列を使えば軍事が伸びる」「この行なら科学が出る」といった判断を積み重ねることで、文明が少しずつ形になっていく感覚がとても心地よいです。知識カードが重なることで都市の一部が“成長”していくのも、文明ゲームらしい味わいがあります。
文化カードが文明の個性を強烈に形作る
文明ごとに5枚用意されている文化カードは、モニュメンタルの中でも特に魅力的な要素です。文化カードは一度発動すると、次の文化カードを置くときに前のカードの一回効果も再発動するため、文化カードを積み重ねるほど文明が加速していくのが気持ちよいです。
文明によって文化カードの方向性が大きく異なり、建築に強い文明、軍事に強い文明、探索に強い文明など、プレイするたびに違う戦略を試したくなります。文化カードの順番をどうするかも悩ましく、「この能力は今使うべきか、それとも後半に残すべきか」と考える時間がとても楽しいです。
デッキビルディングのテンポが非常に良い
モニュメンタルのデッキビルディングは、一般的なデッキ構築ゲームよりもテンポが良く、ストレスが少ないと感じました。カードを購入すると山札の一番上に置くため、「買ったカードがすぐに使える」という快感があります。
さらに、科学アクションで山札のトップを即座に発動できるため、「今欲しい効果」をピンポイントで引き出すことができます。文明ゲームにありがちな「デッキが回るまでのもどかしさ」がほとんどなく、プレイ中ずっと手応えを感じられるのが魅力です。
軍事と探索がシンプルで遊びやすい
軍事力を使ってマップを探索したり、他文明の領土を奪ったりする要素もありますが、戦闘は非常にシンプルで、「必要な軍事力を払えば勝てる」という明快な仕組みになっています。ダイス運に左右されないため、戦略が立てやすく、文明ゲーム初心者でも扱いやすいと感じました。
探索では、交易都市や生産都市を見つけることで恒久的な資源を得られ、文明の基盤が強化されていきます。軍事と探索のバランスをどう取るかが、プレイごとに変わる面白さを生んでいます。
豪華なコンポーネントが文明ゲームの没入感を高める
モニュメンタルは、ミニチュアやアートワークが非常に豪華で、文明ゲームとしての没入感を強く高めてくれます。特に建造物のミニチュアは存在感があり、「自分の文明が偉大な建造物を築いた」という満足感を強く感じられます。
ただし、ミニチュアは場所を取るため、収納やセットアップはやや大変です。とはいえ、見た目の迫力は圧倒的で、文明ゲームとしての雰囲気作りには大きく貢献しています。
プレイ時間と満足感のバランスが絶妙
文明ゲームは長時間になりがちですが、モニュメンタルはその中でも比較的短めで、2人なら60〜90分ほどで遊べます。3〜4人でも2時間前後で終わるため、「文明ゲームを遊びたいけれど重すぎるのは嫌」という人にぴったりです。
短時間でありながら、文化カード、建造物、軍事、探索、建築といった複数の戦略がしっかり機能しており、プレイ後の満足感は非常に高いです。文明が育っていく過程がしっかり感じられるため、プレイ時間以上の充実感があります。
まとめ:文明ゲームの魅力を凝縮した、遊びやすく満足度の高い一作
モニュメンタルは、文明構築の楽しさとデッキビルディングの爽快感を見事に融合させた、非常に完成度の高いゲームです。豪華なコンポーネント、テンポの良いプレイ感、文化カードによる文明の個性、そして多様な戦略。どれもがしっかり噛み合い、文明ゲームとしての魅力を短時間で味わえる作品になっています。
文明ゲームが好きな人はもちろん、デッキビルディングが好きな人、豪華なコンポーネントに惹かれる人にも強くおすすめできる一本です。遊ぶたびに違う文明の姿が生まれ、何度でもプレイしたくなる魅力があります。


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