『Ticket to Ride』20周年記念トーナメント in パリ 開催レポート

BoardGameGeek動画要約

世界中で愛されている鉄道ボードゲーム『Ticket to Ride(チケット・トゥ・ライド)』。2025年にその発売20周年を記念した世界大会がフランス・パリで開催されました。本記事では、世界中から集結したトッププレイヤーたちによる熱戦と、現地の様子を徹底レポート!大会の雰囲気や感動の瞬間をお届けします。

2025年5月、ボードゲーム出版社「Days of Wonder」は、名作『Ticket to Ride』の20周年を祝して、フランス・パリで記念トーナメントを開催しました。このイベントは非公開ながら、世界中の実力派プレイヤー8名が参加し、かつてない盛り上がりを見せました。

主催は「Asmodee」と「Days of Wonder」。Board Game GeekのレポーターであるCandaceさんが現地から取材し、イベントの裏側からゲームの熱戦まで余すところなくレポートしてくれました。

会場は実際の列車車両「Le Wagon Bleu」

大会が開催されたのは、1925年に作られた列車を改装したレストラン「Le Wagon Bleu」。まさに『Ticket to Ride』の世界観を体現するロケーションで、参加者たちはまるで旅に出たかのような気分で対戦に臨みました。

世界から集結したトッププレイヤーたち

参加者はアメリカ、カナダ、フランス、香港、スペイン、イタリアなど各国から選出されたエリートたち。中には10,000回以上プレイ経験を持つ猛者もいました。「Ticket to Ride」がいかにグローバルで競技性のあるゲームかを証明する顔ぶれです。

使用マップは韓国・ヨーロッパ・北米

大会では3ラウンド制が採用され、それぞれ以下のマップで実施されました:

  • ラウンド1:韓国マップ(Map Collection 8)
  • ラウンド2:ヨーロッパマップ
  • 決勝:北米マップ(初代)

ラウンドごとにスコアを集計し、上位4名が決勝へ進出。特に決勝では、原点回帰となる北米マップを舞台に、極限まで洗練された戦略と読み合いが繰り広げられました。

大会の様子と熱気

トーナメントは真剣勝負でありながら、参加者同士の交流や和やかな雰囲気もあり、非常に温かいイベントでした。プレイヤーたちは、お互いの戦術やプレイスタイルを尊重しながらも、勝利を目指して集中力を切らしません。

大会はライブ配信も行われ、フランスの人気ボードゲームYouTuber「La Past」やストリーマーたちが実況・解説を担当。視聴者もチャットで参加し、コメントを通じて試合を盛り上げました。

優勝者はイタリアのAngelo選手!

決勝ラウンドでは、ヨーロッパ中から集結したトッププレイヤーの中で、イタリア代表Angelo選手が見事優勝!「まさか自分が勝てるなんて信じられない」と語る姿からは、感動と興奮が伝わってきました。

表彰式では優勝者や入賞者に限定記念ボックスや特別デザインのカードが贈られました。

『Ticket to Ride』新アート版も発表

イベント中には、20周年記念として新アートボックスの『Ticket to Ride』も披露されました。ゲーム内容はそのままに、ボードデザインやカードサイズが刷新され、より遊びやすく、視覚的にも美しい仕上がりに。

特に、カードサイズが従来の小型からヨーロッパ版同様の大判カードに統一された点が、ファンから高く評価されています。

パリ以外でも交流は続く

大会後、参加者たちはフランス郊外のゲームリトリートにも参加。デザイナーBruno Faiduttiの主催する「Etvy合宿」では、協力ゲームからワインウォークまで多彩な交流が行われ、ゲームを通じた国際交流の場となりました。

『Ticket to Ride』が世界に愛される理由

このイベントを通じて改めて感じたのは、『Ticket to Ride』が単なるボードゲームではなく、世界中の人々をつなぐ「旅の体験」であるということです。20年を経てもなお、新たなファンを獲得し続けるその魅力は、シンプルさと奥深さの絶妙なバランスにあります。

今後もさらに多くのバージョンやイベントが登場することでしょう。これからも『Ticket to Ride』の世界を一緒に走り抜けましょう!

▶ 『Ticket to Ride』公式サイトはこちら

チケット・トゥ・ライド・アメリカ | ANALOG GAME INDEX
線路をつなげるゲーム『チケット・トゥ・ライド』のアメリカ版。

まとめ:旅のように人をつなぐボードゲーム

『Ticket to Ride』20周年記念大会は、ゲームとしての面白さだけでなく、人と人とのつながりや文化交流の素晴らしさを改めて感じさせてくれるイベントでした。あなたも今一度、チケットを手に取り、世界を旅してみませんか?

▼あなたのお気に入りの『Ticket to Ride』バージョンは?コメント欄で教えてください!

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